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瀬戸内市議会への陳情書の提出について

2020年3月17日(火)

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本法人は、2020(令和2)年2月5日に開催した令和元年度第3回理事会にて以下のとおり岡山県瀬戸内市議会に陳情書を提出することについて議決し、同日、これを提出しました。

瀬戸内市議会では令和2年第1回定例会にて本件をご審議いただき、3月17日の本会議にて全会一致で採択いただきました。瀬戸内市議会議員の皆様には心よりお礼申し上げます。

今後、瀬戸内市議会から国に対して本件に関する意見書をご提出いただいた後、本法人は長島愛生園、邑久光明園それぞれの入所者自治会と歩調を合わせて本件に関する国への陳情を行う予定です。

これまで以上に多くの皆様から世界遺産登録へのご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

 

国に対して「長島、国立療養所長島愛生園及び邑久光明園のユネスコ世界遺産登録に向けた取り組みを求める意見書」の提出を求める陳情書

 

「ハンセン病療養所の将来構想をすすめる会・岡山」は国立療養所長島愛生園、邑久光明園(以下「両園」という。)それぞれの将来構想に「世界遺産登録へ向けての取り組み」を新たな施策として追加記載しました。この取り組みには、両園の歴史と自らの生きた証を世界遺産として後世に語り継ぎ、ハンセン病問題の解決を図るとともに偏見と差別のない社会の実現を目指して欲しいという平均年齢が86歳を超えた瀬戸内市民である両園入所者と、両園それぞれの納骨堂に眠る6,994柱の御霊の願いが込められています。

特定非営利活動法人ハンセン病療養所世界遺産登録推進協議会は、この「世界遺産登録へ向けての取り組み」を推進する組織として設立され、ハンセン病療養所内に存在する建造物群等を「ユネスコ世界文化遺産」として、ハンセン病回復者等が生きた証を示す資料等歴史的記録物を「ユネスコ世界の記憶」としてそれぞれ登録することを目指し、その過程でハンセン病回復者等の真の名誉回復を図ることを目的としています。

一方、国においては厚生労働省が「歴史的建造物の保存等検討会」等を開催しておりますが、保存等に向けた取り組みはまだ十分とは言えません。

つきましては、世界遺産登録という両園それぞれの将来構想と、ハンセン病問題の解決の促進に関する法律第18条の実現を一体的に促進すべく、要旨のとおり国に対して意見書を提出いただきますよう陳情いたしますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

要旨

1 国は、必要な関係部署等が連携し、「歴史的建造物の保存等検討会」等にて長島及び両園のユネスコ世界文化遺産一覧表への記載に必要な国指定史跡の学術調査を実施すること。

2 国は、両園が所有する両園及び両園入所者自治会の歴史的記録物のユネスコ世界の記憶登録に必要な保存管理施策について、次のとおり積極的な取り組みを行うこと。

(1)必要な関係部署等が連携し、「歴史的建造物の保存等検討会」等にて両園内の歴史的記録物(文書資料、現物資料)の学術調査を実施すること。

(2)両園それぞれの歴史的記録物(文書資料、現物資料)収蔵施設の現状調査(温湿度、光、空気汚染など)及び保存修復(収蔵施設整備、デジタル化、燻蒸、脱酸性処理など)への保存科学的見地を踏まえた予算措置を講ずること。

 

令和2年2月5日

 

瀬戸内市議会議長

日下 敏久 様

 

陳情者

長島愛生園入所者自治会

会長 中尾 伸治

 

邑久光明園入所者自治会

会長 屋 猛司

 

特定非営利活動法人ハンセン病療養所世界遺産登録推進協議会

理事長 原 憲一

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