news お知らせ

岡山県瀬戸内市ふるさとの納税型クラウド・ファンディング「後世に伝えたい ハンセン病の歴史」事業

2021年9月29日(水)

Share facebook

岡山県瀬戸内市にて2019年5月9日から2019年12月31日まで、長島愛生園と邑久光明園に残る歴史的記録物のユネスコ世界の記憶(世界記憶遺産)登録を目指した事業へのふるさと納税募集(目標額300万円)を実施いただきましたところ、全国107名の皆様から3,365,338円ものご支援をいただきました。心からお礼申し上げます。

2021(令和3)年度、お寄せいただいた3,365,338円から返礼品経費等を除いた3,120,000円を事業総額とし、長島愛生園入所者自治会及び邑久光明園入所者自治会のご意向を伺った結果、以下を具体的に実施することとなりました。皆様方からお寄せいただいたお気持ち「未来につなげたい、大切な記憶」を常に意識にしながら、事業を実施したします。

ご寄附いただいた107名の皆様には事業完了後に事業実施報告書を作成し、お手元にお届けいたします。

ホームページでは事業完了までの経過を随時ご報告いたします。

 

【国立療養所長島愛生園】

歴史的記録物(文書資料)の脱酸性化処理(156万円)

  • 2021年6月 処理に最も効果的な文書資料の選定を行っています。専門業者様による実物の調査を経て専用工場へ搬出して処理できるよう、打ち合わせを重ねています。紙の材質や劣化の状態、綴じられ方も重要なチェック項目です。

・2021年7月20日 専門業者様による実物調査を処理候補資料の収蔵場所である愛生園歴史館収蔵庫、神谷書庫、「愛生」誌編集部で行いました。史資料の材質、綴じ方、劣化具合と程度、修復の必要性とその具体的な方法を事前に提出したリストをもとに一点一点確認しました。

長島愛生園歴史館(旧事務本館)

神谷書庫

「愛生」誌編集部

・2021年9月 愛生園入所者自治会、歴史館学芸員、愛生編集部担当者と協議を重ね、脱酸性化処理の対象とする文書資料251点を決定しました。内、131点は処理を行う上で必要な修復も実施することとしました。

数万点に及ぶ膨大な資料の中から、以下を基準として決定しました。

1.脱酸性化処理にて大きな成果が期待できる1980年以前の酸性紙で作成された文書資料

2.第二次世界大戦前に作成された文書資料

3.脱酸性化処理を実施するにあたり、修復も施すことでより長期に渡る保存が見込める文書資料

4.特定の分野に偏らず、長島愛生園と入所者の歴史・文化・生活が幅広く記録されている文書資料

5.処理後に展示・公開が可能な文書資料

20210909愛生園脱酸処理一覧

・2021年9月28日

処理対象の文書資料251点を梱包し、専門工場へ発送しました。

 

【国立療養所邑久光明園】

証言映像24本(合計約1時間30分)への英語字幕の挿入及び社会交流会館閲覧用PCへの実装(141万円)

  • 2021年6月 証言映像の文字起こしを行い、英語への翻訳作業を実施しています。

 

【事業実施報告書】

報告書の作成・印刷及びご寄附いただいた107名の皆様への郵送(15万円)

ニュース一覧へ戻る